リベラルアーツ子ども検定クイズ占領期米国教育使節団 > 2017年10月12日更新分(1/1)

《第73問》
第一次教育使節団報告書にみえる教育思想として誤っているのはどれか

正解

不正解

解説

教育投資論の考え方は第一次教育使節団報告書ではなく、4年半後に来日した第二次使節団報告書の「はしがき」において目を引く特徴のひとつである。使節団は「日本はいまや民主的な教育計画のための財政を大いに強化する必要に迫られている。日本は青年の教育のために、ますます多額の金額を支出しなければならない。およそ国家の真の富は、その全国民の教育程度によって決定される。公立学校教育のために支出される金額は、自由国家がなしうる最善の投資である。」と述べている。この思想は第二次報告書の基調をなしているが、当時の背景には六・三制の義務教育の実施等に伴う財源不足があったことが伺える。

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