リベラルアーツ子ども検定クイズ児童文学 > 2016年08月11日更新分(1/1)

《第77問》
芝居やオペラ、アニメにもなっている「ベッカンコおに」は、さねとうあきらの創作民話である(『ゆきこんこん物語』理論社)。主人公の鬼は、ベッカンコ(アカンベェ)をしているようなおかしな顔なので、だれもが恐がるどころか、笑い出してしまう。山のあるじの山母(やまがか)さまは、そんなまぬけな顔では鬼の役目が果たせないと叱る。さて、人に恐れられる鬼の役目とは何か?

正解

不正解

解説

「おにというものは、人の、してはならんこと、ゆるしてはならんことを、きつくしかるのが、やくめじゃ」と山母さまは言った。
さて、まぬけな顔のベッカンコおには里の娘ユキと出会う。好かれようとすればするほど嫌われる恋の物語はやがて、鬼とは何か、人とは何かを問う、哀しい結末を迎える……。創作、戯曲、評論と多方面に活躍し、受賞歴も多い作家の初期の代表作。

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